あの世とこの世

こんにちは 京都営業の安城です。

 

8月3日のブログで「六道まいり」について書きましたが、

 

六道珍皇寺はあの世とこの世を結ぶ寺として有名です。

 

その由縁は、本堂の裏に井戸があります。

 

その井戸は、冥界への入口とされています。

 

この井戸から地獄へ通っていた人物が、

 

いたと言われています。

 

その人物が小野篁です。

 

802年に生まれ、身長180cmを超える巨漢。

 

剣術や弓矢、乗馬など武芸全般に秀でていたとされ、

 

勅撰集に12首も選ばれる名歌人でもあり、

 

漢詩については、「日本の白楽天」と称せられるほど、

 

文武長けた天才です。

 

 

小野篁は昼間は朝廷の官使として

 

内裏に勤務し、夜になると六道珍皇寺の井戸から

 

冥界へ下り、地獄の閻魔大王に仕えたと

 

言われています。

 

 

仏教では、人は死んだら、取り敢えず地獄に落ち、

 

そこで、生前の行いについて審議される。

 

今でいう裁判官が10人いて、1人目が殺生

 

2人目が盗み 3人目が邪淫の業 4人目が

 

について取調べ、5人目の裁判官である閻魔大王が

 

六道すなわち地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の

 

六つの世界のうち、どの世界に生まれ変わるかを

 

決めます。篁はその閻魔大王の補佐役として、

 

亡者の生前の行いに基づいて閻魔大王が判断するための

 

助言をしていたと言われています。

 

 

右大臣 藤原良相が病で亡くなった後、

 

三途の川を渡って、閻魔大王の前に引き立てられると

 

大王の隣には、同じ朝廷で働いていた篁がいた。

 

すると、篁は「この人は正直者でよい人」と進言すると、

 

閻魔大王は赦してやろうと、良相を生き返らせたという

 

エピソードがあります。

 

冥界を行き来し閻魔大王に仕えた、小野篁は果たして

 

人間だったのでしょうか?

 

 

あの井戸が、あの世とこの世を結ぶと言われていますが、

 

私たちは、たとえ冥界を行き来できなくても亡者に

 

会えるのが、お墓だと思います。

 

墓前で手を合わせ、この世の出来事をいっぱい話してあげ、

 

苦るしい世界ではなく浄土に往生されるよう、

 

生まれ変われるように願うことが、

 

この世にいる人としての努めであると思います。

 

 

私達はそんな場所をお探しの方に、

 

最良の墓地をご案内させて頂きます。

京都営業 安城
京都営業 安城

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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