京都の台所

こんにちは。 京都営業の安城です。

 

豊洲市場の問題が報道されています。

 

築地や豊洲は卸売市場ですが、

 

市場と言えば、師走になると、

 

東京ではアメ横 大阪では黒門市場の映像を見かけます。

 

京都では「錦(にしき)」市場があります。

 

安土桃山時代から京都の台所となったようです。

 

400mくらいの通路幅の狭い商店街です。

 

元々は魚市場が始まりで、昭和になって中央卸売市場ができてから

 

様々な商店が並ぶように変わったそうです。

 

京都市内の中心部ですが、このあたりはには

 

良質の地下水があったので冷蔵設備がない時代、

 

この地下水で冷やし、生ものを貯蔵するのに、適していたそうです。

 

 

 

市場と言えば威勢の良い呼び声がするものですが、

 

京都商人は“適正な量を適正な価格で売る”というポリシーがあり、

 

このあたりが、大阪商人と違うところで、よく言えば『上品』

 

悪く言えば『お高くとまっている』ということです。

 

値札の書き方や美味しそうな盛り付けでは粋なセンスが感じられます。

 

錦市場は食材の宝庫であり、味にうるさい京都人の

 

京料理を支える台所です。

 

どの地域にもあった商店街が

 

シャッター通りとなってしまっているのは、

 

寂しいことですが、活気ある商店街が

 

ずっと続いてほしいものです。

 

 

 

 

 

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